2024年10月26日(土) 明日(10月27日)、中遷宮の遷座祭が斎行される丹生神社(多気町丹生) (車、徒歩)
丹生大師神宮寺さんのFacebook投稿で
当山の奥にお祀りされている丹生神社さまでは11月の中遷宮の儀式を迎えるにあたり、色々と準備を整えられています
との情報を得た。
中遷宮とは正遷宮の中間に斎行されるものだが、10年スパンで遷宮を実施するには信仰心だけでなく、十分な財力が必要だろう。
中遷宮に関する情報はあまり持っていないが、記録を紐解くと・・・
【参考】
- 黒瀧神社(松阪市飯高町森) 2012年11月18日
- 相鹿上神社(多気町相可) 2013年10月27日
- 獅子舞の里 野原を巡るコース(JR線を使ったウォーキング) 2013年12月22日
- やっと訪れた粥見神社と偶然見つけた大日如来(松阪市飯南町粥見) 2016年08月16日
- 昨年に中遷宮を終えた川添神社(多気郡大台町栃原) 2022年01月04日
- 昨年に十年祭を終えていた上長屋神社(伊勢市御薗町長屋) 2022年03月21日
- 御垣が修繕されていた野原神社(度会郡大紀町野原) 2022年04月23日
- 中遷座祭を終えていた香良洲神社(津市香良洲町) 2023年10月29日
話をもとへ戻すと、丹生神社の式年遷宮は2014年に斎行された。まさに、今年(2024年)はその10年後だ。
【参考】
- 式年遷宮に向けて御造営が進められる丹生神社(多気町丹生) 2014年06月08日
- 式年遷宮を終えた丹生神社(多気町丹生) 2014年11月03日
- 檜皮葺屋根の葺き替えを終えていた拝殿、丹生神社(多気郡多気町丹生) 2017年10月28日
御塩殿神社から丹生まで車を走らせ、午前9時頃に到着した。
参道へ進むと
真新しい車止めや対面石の御垣・・・。曇り空だったので周囲が薄暗く、素木の真新しさがやけに目立った。
対面石の右奥には
男神。
参道を進むと奉納者掲示板の支柱も一部も新しい。
手水舎を過ぎると左手が丹生神社の本殿である。
橋を渡り、鳥居をくぐった。
こちらでお参りしようとしたところ、賽銭箱に
次の案内を見かけた。
御神体を丹生中神社へ仮移転しました
〜丹生神社にご参拝の皆様へ〜
来る令和6年11月の中遷座奉祝祭に向
け、丹生神社は「仮殿遷座祭」(神様のお引
っ越し)をご斎行致しました。仮殿遷座祭
に伴い、御神体を丹生中神社の御本殿に仮
移転しました。丹生神社
つまり、今は丹生中神社へ仮殿遷座中で、11月には奉祝祭が斎行される。
中遷宮に向けた変化を確認すると、梛の木の御垣も
造替され、
本殿の屋根は
銅板が葺き替えられていた?(ように思えるほどきれいだった、実は磨かれたのかもしれない)
また、女神、
山の神も男神と同様に造替されていた。
山の神の奥が仮殿遷座されている丹生中神社。
参道を進み拝殿にてお参りすると、こちらの賽銭箱には次の案内があった。
ここ丹生中神社に、丹生
神社の御神体を、令和6
年10月27日の本殿
遷座祭まで、仮移転して
おります。丹生神社
ここから読み取れることは
明日10月27日には、丹生神社の本殿遷座祭が斎行される
ことである。
社務所には珍しく明かりが灯っていたので付近で様子を伺っていたところ、男性が出てこられた。これはチャンスと思い、遷座祭について確認した。
その方によると
10月27日(日)午後7時から 本殿遷座祭
11月23日(祝) 新嘗祭に合わせて、奉祝祭
が斎行されるとのことだった。
社務所前には、10年前の遷宮を記念する大きな石碑が建っている。
先ほど見過ごしたが、常夜灯の火袋にある木製の枠も洗われているようだった。
中遷宮を祝し、丹生神社を後にした。